本記事では「TOEFLテスト英熟語700 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)」について使ってみた感想・おすすめの使い方を紹介していきます。
熟語は知らないと致命的
本書はTOEFLテスト用の英熟語が掲載されている参考書です。載っている熟語のレベルはかなりばらつきがあります。
例えば as a whole (全体として)や from scratch (ゼロから、最初から)といった中学高校の英語の教科書で習うレベルのものから、burn a hole in one’s pocket (金をしきりに使いたがる)といった、大学受験までには学習してこないようなレベルのものまであります。
本書の冒頭でも触れられているように、熟語は知らないと話し手が何を言っているのか全く分からなくなることがしばしばあります。
例えば、以下のような熟語は、知らないと全く意味が推測できないでしょう。
take a rain check 「またの機会にする」
put up with ~「~を我慢する」
TOEFLテスト英熟語700のprefaceより引用
TOEFL iBTに最適
私はTOEFL iBTのリスニングは「Mastering Skills for the TOEFL iBT Second Edition Listening Book with MP3 CD (英語) Perfect」という教材を使って勉強していました。本書は7チャプター(問題の種類別に分かれている)あり、1チャプターにつき10パッセージ入っています。その他にもpreview testとmini testが全部で12パッセージあります。このパッセージを全て解ききり、復習もしたのにもかかわらず、TOEFL IBTの模試(中国TPOの最近のもの)のリスニングは聞き取れませんでした。後でスクリプトを見てみると知らない熟語がずらり。。
amazon.co.jp/Mastering-Skills-TOEFL-Second-Listening/dp/1599663570/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=toefl+mastering&qid=1591267602&sr=8-2
熟語は必須ですが、TOEFL iBT用にまとめられている教材は少なく、本書はその点において優れています。Vintageは網羅的にまとめてありますが、TOEFL特化ではないので本書をお勧めします。
対象者はリスニングの点数を20点以上目指してる方でしょうか?
本書のReview Questionを使って定着度up
本書はweek1~week10から構成されており、1week毎に55個前後の熟語が掲載されています。
weekの4/5はidiom(イディオム)を掲載してます。見開きの右下にreviewという欄があり、その前の見開きページの語句の意味がランダムで書かれています。この意味に対応する英語を瞬間的に言えるようになるまで10数回繰り返して学習すると定着度が上がります。

weekの残りの1/5にはcolloquial expression (口語表現)という見開きがあり、特にtoeflのリスニングには頻出です。

また、各weekの終わりにReview questionが別に用意されており、idiomに10問、colloquial expressionに10問あります。このreview questionでさらに能動的に熟語を覚えていきましょう。

Youtubeでも英熟語の勉強
この動画を挙げているEasy Englishというチャンネルでは1つのストーリー上に熟語表現をちりばめて効率よく学習できるようになっています。TOEFLテスト英熟語700を勉強してからこの動画を聞くとさらに学習定着度が上がります。
おわりに
単語熟語の学習はなかなか進みませんが、学習する教材を一つに絞って効率よく勉強していけば、次第に点数は上がっていきます。参考書選びに活用してください。
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