この連載では無職である筆者(以下私)が某トップ企業(医療機器メーカー国内市場2番手の企業)に合格するまでの道のりを振り返り、ポイントをまとめていきます。第3回では、実際に私が書いたエントリーシートを公開します。
自己PR公開
臨機応変に対応できます。大学院のとき、アフリカの〇〇で◇◇の培養に取り組みました。大学在学中に社会問題について考える団体に所属しており、貧困層の栄養失調問題の改善に貢献したいと考えていました。そこで、他の作物と比べて栄養価と生産効率が高い◇◇に着目し、大量培養を試みました。しかし、2つの問題が起きました。(1)現地の学生が研究に消極的であり、(2)現地の水道と電気が突発的に数日間停止することが頻発し、培養の装置を動かせなくなりました。そこで、現地の学生と「この研究がどのように〇〇の社会に貢献できるのか」を毎日話し合いました。その上で、学生と協働して、現地の物を使って水を貯めたり手作業で設備を動かしたりして工夫しました。そして、学生の積極性を引き出し、600L の培養ポンドを約1か月間連続運転できました。この経験から、突発的な変化に対しても周りを巻き込んで対応する力が身につきました。
学生時代力を入れていたこと(ガクチカ)公開
家族や先生方に、恩返しがしたいと考え、世界一流の学術雑誌に自分の論文を通すという目標に昨年挑戦しました。しかし、投稿した学術雑誌からは計4回掲載を断られてしまいました。それでも、支えてくれた人達に報いるため、逆境に負けないとの想いで推敲を重ねました。その際、(1)約400本の英語学術論文を読み、(2)研究室内外の 5 名の研究者に論文原稿に対するコメントを依頼し、計20回以上改訂しました。その結果、5回目に投稿した雑誌から掲載を勝ち取ることができました。その雑誌は分野トップ10%に入る雑誌であり、大学からも約40万円の特別掲載支援金をいただきました。支えてくれた人達に感謝の想いを伝えることができました。査読者の方からは、「研究内容が大変興味深く、努力を積み重ねて研究されている」と称賛いただきました。仕事においても、失敗を恐れず高い目標に挑戦し続け、より良い社会の実現に貢献したいです。
エントリーシートのテンプレート-ガクチカ&自己PR-
ガクチカや自己PRの書き方は以下のテンプレートに当てはめられます。
- 聞かれていることに簡潔に答える(例の赤文字)
- 具体的な背景と課題、考えたこと、感じたこと。(自分の性格を読み手に伝える)
- 具体的に行動したことを書く。(たくさんとか、一杯などの抽象的な言葉はNG。100人とか、一日3時間とか具体的にかく。)
- その行動の結果を書く。(これも結果が具体的にわかるといい。TOEIC何点とか。)
- 1.~4.までの経験を通して学んだことを書く。(仕事に活かす方向性が書きやすい。)
参考になった動画
エントリーシートに書くことなんてないよ!という人でも探せばいくらでもネタはあると思います。アルバイト経験・研究室のお仕事・サークル部活・資格試験・大学の授業の成績・インターン・課外活動・趣味などなど。エントリーシートは面接用の資料ですので、面接を意識して書けるといいでしょう。こんな感じでいいんだと思った動画を紹介します。
大学の成績でもこんなに話すことがあるんだと思いました。
また、私の出身大学もトップ大学とかでは全然なかったのですが、それでも資格試験に挑戦したことを伝えると好印象でした。
終わりに
第3回は以上です。
第2回&第1回➡
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