この連載では無職である筆者(以下私)が某トップ企業(医療機器メーカー国内市場2番手の企業)に合格するまでの道のりを振り返り、ポイントをまとめていきます。第2回では、私が初めて就職活動をして不安に感じたこと、その解消法を紹介していきます。フリーターから大企業に進みたい方、就活に出遅れてしまった方の希望になれれば。前回↓
2月:就活解禁(3/1)の直前
私は2月から就活を始めました。狙いは大企業の新卒入社でした。家族がいるので給料と福利厚生がよく、また海外転勤の可能性がある医療関係の会社を志望していました。
卒業してから希望する入社日まで1年間無職・フリーターになる期間が生まれます。この時期に抱えていた不安は次の3点です。
- 履歴書に空白期間がある私を雇ってくれる企業はあるだろうか。
- インターンも行っていないしOB訪問もしていないからどこも受からないのでは。
- 自己分析もエントリーシートや履歴書の書き方も何も知らない。
就職活動を振り返り、この3つの不安が当たっていたのか、どうすれば解決できるかまとめていきます。

履歴書に空白がある
教授から「履歴書に空白があると取ってもらいにくいぞ。日本企業はそういうところが多い」と言われており、「こんな自分を取ってくれるところはどこもないんじゃないか、、、?」と強烈に不安になっていました。
結論から言うと、空白があっても大企業から内定は取れます。私が取れたからです。ただ、私は内定を取るまで35社ほどエントリーシートを出し、面接で落ちたもの含めると33社は落ちました。内定をもらえたのは2社だけ。でも空白があっても取れたのは間違いありません。
私は大学院生2年の2月から就活を始めました。そのときに卒業と同時に入社できる就職先はもはや考えてませんでした。
理由は、大切な一度しか使えない新卒カードを、年度のギリギリまで採用活動しているような人不足の可能性がある企業に使いたくなかったためです。
自分が就職するまでの一年間、無職になっても、給料と福利厚生のいい企業に勤めることの方がトータルで見たときにお得だと思います。
さらにコロナ禍も重なり、政府の方針としても、卒業後3年以内の人を新卒として扱うことも追い風となっていました。

友人に励まされた言葉を紹介します。
根拠のない自信を持つんだ。自分なら大丈夫だと思いこむと、その自信が面接官に伝わる。履歴書の空白があってそれで落とすような企業はこっちから願い下げにすればいいんだ。むしろ判断しやすくなって良かったじゃないか
実際の募集要項には『卒業〇〇年以内の方』と書いてあることが多いです。厳しい企業は『〇〇年度に卒業した方』と純潔な新卒の学生しか取らないところも数少ないですがありました。どうしてもその企業に行きたいと思ったときは、担当者に連絡を取りましたが、卒業して一年経っているので応募できないと断られたこともありますが、少しでも可能性があるなら連絡を取るべきだと思います。

インターン参加もOB訪問もしていない
インターンシップに参加すると早期選考なるものに進めたり、高い志望度を示すのに使えたりと、就活を非常に有利に進めることができます。
また、OB訪問は大学のキャリアセンターに問い合わせると、卒業生に連絡を取ってくれ、会社の内情について詳しく知れます。
インターンは早めの準備が大切で、卒業する年の2年前から始めると良いですが、私が就活を始めたタイミングでは遅すぎて利用できませんでした。
OB訪問は面接の前なら直前だろうと必ずした方がいいと友人から言われたが、結局一度もしませんでした。一番の理由は心理的ハードルを乗り越えられなかったことです。尻込みしてしまいました。
その代わり企業の口コミサイトをみて内情調査を徹底しました。おすすめはOpenWorkです。ただ、従業員数が少ないと口コミが少なかったり、古かったりします。
あとは転職会議を使っていました。口コミパスは購入しました。

コネがなくてもOB訪問できるサービスもあり、少しでも内定率をあげたいならば、OB訪問はしたほうがいいと思います。私は企業研究が足りなくて2次面接でうちにそんなことできる部署はないよと言われて落ちた苦い経験があり、OB訪問をしておけば確実に回避できるミスでした。

エントリーシート・履歴書 どう書けばいいの?
エントリーシート・履歴書は人と相談して作るのが最短です。なので友人や先輩に1時間or30分だけでも見てほしいと頼み込みましょう。就活経験者がいいですが、経験者でなくてもアドバイスはもらえますし、自分が気づかないミスを指摘してくれると思います。家族(父親か母親がサラリーマンなら尚更よし)でもいいと思います。とにかく人に見せることが最も大事だと断言します。
その上で書き方が分からない方はまず自己分析をしましょう。考えるべきことは
- なぜ企業就職なのか(公務員、教員、企業、研究、、、ではない理由。私の場合、現実に利益を生んでる企業こそ、社会の役に立っていると思い、研究だと社会貢献までの道のりが長いと感じたため)
- なぜその業界なのか(私の場合、兄が病気だったときに、医療に助けられた経験があったため)
- なぜその企業(業種)なのか(私の場合、海外展開もしており国際的に働くチャンスがあると思ったため)
- なぜその職種なのか(私の場合、コミュニケーション能力を活かせると思ったため)
以上の4点です。そのうえでエントリーシートや面接で最もよく聞かれる質問を自分の人生を振り返りながら用意します。
- 学生時代1番頑張ったこと(私の場合、状況に応じて2年間でTOEIC400点台から900点まであげたこと)
- 修士研究について(研究がなんの役に立つかを中心にわかりやすく説明する練習を)
- チームワークしたとき・リーダーシップを発揮したとき(私の場合、海外で研究室関係のお手伝いをしたこと)
- 志望理由(質問によって、なぜこの業界か?この企業か?職種か?と分けて聞かれることが多い。自己分析が大事に)
以上の4点がよく聞かれます。ほかにもさまざま聞かれることがあるので今後会社別に記事にまとめたいと思います。

最後に
終わりに、就職活動は情報戦です。周りに就職活動している人がいればどのように就活しているか聞ければそれが一番いいと思います。逆に不安になりすぎて就活エージェントに手を出すことはしない方がいいと思います。自分が行きたい企業のランクを下げさせられる可能性があるためです。youtubeでの情報収集はこのチャンネルがおすすめです。
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