【研究者に必要な素質】K教授との懇談から得た教訓【備忘録】

先ほど私が通う大学のK教授(20年以上もアメリカで研究されており、普段はクールですが研究に大変な情熱を持ち、私が尊敬している先生です)と、研究者に必要な素質は何かについて話し合う機会がありました。本記事ではK教授の研究者に対する考え方で感銘を受けたものをまとめていきます。研究者を目指している人向け。

①やる気があるかどうか

「ガッツポーズして頼りになる営業マン」の写真[モデル:大川竜弥]
研究へのやる気=研究活動(実験・論文レビュー・論文執筆)が好き

1番大事だとおっしゃっていました。この世の中、社会に役立たない研究かもしれないし、一般社会の人が見て評価もされないような研究かもしれない(その分野ではもちろん重要です)ので、まずは研究をするやる気があるかが重要だそうです。やる気=好きなことであるかどうか。研究が好きで好きでたまらなくて、朝ごはんも昼ごはんも食べるのを忘れてしまうくらい好きかどうか。K教授は教科書を変えるような発見を夢見て研究をしているそうです。このモチベーションは私の研究に対するモチベーションである「研究成果を社会に還元し、地域が抱える環境問題を一つ一つ解決すること」とは対照的ですが、そこが生粋の研究者と工学よりの研究者との違いなのでしょうか。

②実験の失敗をポジティブに捉える

ポジティブな人のイラスト
何事も前向きに考えるということは、過去のことに囚われ過ぎず、常に今から何ができるかと先のことを考えるということ

実験には失敗がつきもので、1カ月くらい費やした実験も最初の1回は大体失敗するもの。私の分野は生物工学で失敗してももう1カ月頑張ればデータは取れますが、K教授の分野では失敗ばかりで1,2年かかってしまうそうです。そんな状況でも、データが取れなかったときに「このような実験条件でやるとこの現象は起きないことが分かった」とエジソンのような不屈の精神で結果をポジティブに捉えなおすことが重要だそうです。

③継続的な努力

野球選手の毎日素振り100本は研究者の毎日論文5本読むことと同じ

素振り100本を毎日やっている野球選手と素振りも何もしていない野球選手では40才までできるかどうかが違ってくるとおっしゃっていました。毎日研究のことで頭がいっぱいで論文を読んだり実験したりを続けてる人は当然力がついてくるもの。K教授は休日、家にいるときでさえ研究に時間を割いているとか。

おわりに

博士課程の標準年数は3年のところ、K教授の研究室では5年費やす方や、それでも卒業できず2年程延ばす方、さらには自主的に休学してその間に卒業を目指すような方もおり、博士課程だけで長くて7,8年かかるそうです。それでもK教授は「博士課程を卒業するくらいならそこそこのやる気でも大丈夫かもしれない。しかし、ポスドクであきらめずに3,40代まで研究者として残り、一生涯一流の人になるには本当に研究が好きでなければならないとおっしゃっていました。

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